ハンドラハン ファミリー ファーム
ジョンとシャロン・ハンドラハンのブルーベリー農場は、プリンスエドワード島西部の先端、ワイルドで風がよく吹くティグニッシュ郊外のクリストファークロス・コミュニティーに位置します。この地域は風力発電で島の電気を供給し、そしてロブスターや砂岩海岸線に沿って収穫するアイリッシュモスという海草で良く知られる小さくまとまった漁業が活発な地域です。過去にいくつかの家族経営の豚や牛を家畜する酪農場が地域に点在していましたが、現在その数はわずかで、大部分の農地は、じゃがいもや穀物栽培農地としてリースされています。
ジョンの家族は、6世代に渡り土地を耕作しています。彼の先祖は漁業を営み、そして農業用地として木を切り75エーカーの土地をならしました。その知識と技術は代々引き継がれています。ジョンが生まれる頃には、彼の祖父は375エーカーの酪農場を所有し、ジョンは農場で働き、その過程で季節と自然界のリズムの中で生きるのが好きになりました。
1991年、ジョンは40エーカーの農地を叔父の一人から購入し自身で農場を始めました。彼は主に野生のブルーベリーを栽培し、40エーカーうちの10エーカーはクロップローテーション(輪作)としてリースしています。彼と共に働く父もブルーベリーに携わり少量のぶどうも栽培しています。
ジョンの母は小さな菜園を管理し、家族に新鮮な野菜を提供します。彼の両親の農家には昔ながらのリンゴの木があり、厚いメープルの木も立ち並び、春先にはメープルシロップも収穫します。土地を購入して以来、ジョンはできるだけエコ・フレンドリーな農場にすべく方法に取り組んできました。吹きさらしの風による土壌の侵食を減らす為に、彼は40エーカーの土地のうち3エーカーのフィールドをスプルース等風避けの生け垣として分割し、それらの木々は多くの歌鳥をひきつけています。
ジョンは、直接ブルーベリーを自身で直売もしますが、大半はPEIブルーベリー・マーケティング・コープを通して売られます。大部分は、島の外で冷凍用として使用されます。
農業に加えて、ジョンはサマーサイドにあるシャロンがフルタイムで働くカナダ国税局でシーズンオフの時に働きます。彼らはベリー収穫時に労働者を雇いますが、ジョンとシャロンは多くのプロセスに活発に関与しています。シャロンは、集荷や選別工場に運ぶ運送手配を担当し、その他農場関連の事務的な仕事を手伝います。
ここ数年、ジョンはクランベリーとカシスの生産を始めました。島の環境を心配して、生態学上より親しみやすい方法を農業慣習にゆっくり溶け込ませています。彼は現在正式に有機認証を取得していませんが、一旦ある程度の果実が収穫できるようになれば認証取得を検討しています。彼は島の農産物に使用されている化学物質、特に殺虫剤として使用されるその量を心配しています。ベリーの生産者として、自然界に存在する野生の授粉者は彼の農場の成功に不可欠です。そして、耕作し始めた時から比べて、現在の有益な昆虫と鳥の数が劇的に減少している事に気がつきました。現在それらの授粉者を引きつけるために、カシスの列の間に、クローバーとアルファルファの組合せを植えました。
「野生の授粉者達に必要な食物を提供することによって、この地域により多く惹きつけたいと望んでいます。私は牧草地をミツバチ用として植え、それは土を肥やすと同時に土壌の侵食も減らす助けとなります。まさに一石二鳥です。」と彼は言います。
ジョンは、どのような有機物質が土壌を肥やすのに最善か、そして、どのように雑草をコントロールするのが最適かを検討しています。彼は、将来7エーカーの土地にカシスを植え付けたいと思っています。ジョンは品質を重視した市場を作り出したいと考えています。現在、市場は高品質の食品よりむしろ値段の安さに集中しています。彼は消費者が地元の環境への意識を高め、食品が何処の誰が生産したかという事に興味を持ち始めることを望んでいます。
野生生物がベリー生産にとって難しい挑戦となる事もありますが、ジョンは彼が農場で野生生物を見る喜びを感じています。
そして彼は「僕達が狐や鳥といった野生生物と今も共存していますが、もし化学物質を減らすことが出来れば、さらに多くの野生生物を観察する事ができるようになるだろう。ただ、僕のベリーをあまり食べない生物達だと尚良いね!」と言います。
ジョンは彼のコミュニティがそのような活動に協力的だと喜んでいます。
「このコミュニティは、農業と漁業がまだ密接に関係しているんだ。僕は僕達を取り巻く環境に関わりを持とうとする人達が好きなんだ。競争するのではなく、アイデアや経験を共有して、お互いを助けたいんだ。」と。
彼にとって今は島の農業の新しいモデルを確証する工程の途中ですが、前向きに永続する変化を農業に求める農家が増加する現在、将来的に混合家族農場に移行する流れを助長すると確信しています。どんなビジネスでも同様に農業もビジネスです。しかしプリンスエドワード島で、ジョンの家族において農業は生活の一部です。彼は成功する為に島のベリー生産者として創造的で革新的な方法を見つけることを決意しています。もし歴史が言葉を話すなら「6世代に渡る知識と決意があれば必ず成功する!」と言うでしょう。
Tignish, PE
C0B 2B0
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