シバレー ファミリー
ケリー・シバレーの家族は1600年代からプリンスエドワード島で生活をしていました。最初のアカディア移民の子孫で、彼の先祖は島の東端で生活し始め、それ以来家族は島の土地を耕作し漁業を営んできました。ケリーの曾祖父は耕作地として3エーカーの農地一区画を購入し、そして徐々に拡大していき、現在ケリーの農場は、3つの別々の小区画に広がる約85エーカーから成ります。そのうちの60エーカーは野生の湿地帯と森林地帯で、農場が位置するコミュニティはイーストポイントで穀物と干し草農場が点在する場所で大西洋に囲まれています。
ケリーは農業をしながら育ちました。彼の家族は穀物を栽培して、自身が管理する菜園を持ち、牛、ブタ、鶏を家畜として育てています。農作業に加えて、ケリーの父はロブスター漁師で、家族に農業と漁業は相好関係で成り立っている事を教えました。今日、ケリーはスペルト(小麦の一種)、ライ麦とライ小麦、イチゴと野生のクランベリー、そして、小さな菜園を持ちます。彼は農場の外では大工として建設業に携わります。
ケリーは2001年に18エーカーの農地を有機取得しました。海に隣接する彼の土地では、農地の肥料となるロブスターやカニ、そしてマルチとして植物を覆う海草を容易に手に入れる事が出来ます。その肥沃な土地で有機栽培されたイチゴとクランベリーは島のプリザーブ・カンパニー社でジャムに加工されます。彼は高い品質を保つため、そして市場の要求を満たすべく何時間もかけて手作業で有機クランベリーを丁寧に世話します。
数年前、島で新しい商材として将来有望なカシスを植え、その可能性を探り始めました。同時に有機大豆の栽培にも興味を持っています。
農業は彼自身のアイデンティティそのものです。農業が彼を成長させ、それが財産となっています。多くの農場が大規模な単一栽培の方向に転向する中、ケリーは島の農業の将来の成功は、たとえ市場に大きな変化があっても対応できる、ゆっくり、そして、着実に発達していく小さな混合農場こそ得策だと感じています。彼は様々な有機農法を通じて自然や体験から多くのことを学べることに魅力を感じています。
「より自然と調和して植物を育てる事は心地よいんだ。組み立て工場と違って、僕自身が自分の終着点を選べるんだ。そしてそれは僕達が土地や作物の必要性から順応する農法を適応させる事ができるんだ。」と彼は言います。
有機生産において学ぶべきことは沢山ありますが、ケリーは彼自身の土地とより調和していくプロセスを楽しんでいます。有機農法の基礎自体は何も新しくはないと指摘します。この種の有機農業は、幾千年もの間環境を維持しながら行われてきました。ケリーは、健全な環境を維持し、そしてそれらの基本的な知識を取り入れるという良き農業の核心というものが現在理解されてきていると感じています。
私の曾祖父が科学合成物質や農薬なしで耕作してきたのであれば、なぜ、今私達は生活の為に、10倍もの資源を土壌に注入する必要があるのでしょうか?
その答えはケリーにとっては明白なものです。「化学物質を使用せずに農業が可能なのは明らかです。では、是非そうしよう!」
East Point, PE
C0A 1K0
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