ノースケープ 風力発電所

プリンスエドワード島の住人は、風力発電の成長と可能性を直接目にしてきました。ノースケープは島の最北端にあり、3.2キロに及ぶ北米でも最長の天然の岩礁を有しています。ノースケープ風力発電所はカナダが国を挙げてクリーンで再生可能、かつ供給が安定しているエネルギー源の調査と開発に取り組んでいる施設なのです。既に島の電力の5%をも産出しています。

ノースケープ風力発電所に隣接しているアトランティック風力試験所は、国及び州政府によって協力した指導の下にあります。最近ではカナダ風力協会(WEICan)を発足させて、風力技術における世界のリーダーとしての位置を強化しようと努めています。カナダの発電業界の中で最も急速に成長しているのが風力発電なのです。この風力試験所は20年以上もの間に渡って調査と開発をリードしてきました。

ノースケープ風力発電所は数個の風車から始まり、現在では数其の発電機を抱えるまでに発展しました。今は島の北西の一角に巨大な白い羽がぐるりと動いています。これはまさに技術と自然がおりなす目で見る詩のようです。風に封じ込められていた力をを電力に変え、それを地域の配電網へと送っているのです。この風力発電は、石油発電による電力量を削減することにも役立っています。

キングス地区東部 風力発電所

キングス地区東部風力発電所はプリンスエドワード島の北東部の先端、キングス地区の農村地区にあります。このプロジェクトの目的は地域固有かつ安定供給できるエネルギーを利用して、プリンスエドワード島住人が負担する電気代を長期に渡って安定させることにあります。

キングス地区東部風力発電所には10基のV-90風車があり、各風車が3メガワット、10基で計30メガワットの風力を処理しています。これで年間75,000トンもの温室効果気体の発生を防止することになりますが、これは15,000台もの車両が1年間に排出する量と同じなのです。一般的な家庭は年間8,000キロワットもの電力を使用します。この風力発電所では年間90から95万キロワットの電力を産出していますので、12,000件もの家庭の電力をまかなうことになります。キングス地区東部風力発電所は島の7.5%に渡る電力を提供していることになるのです。

プリンスエドワード島・風力―水素発電実験村

風力と水素技術の結合によって、地方の小さなコミュニティにクリーンなエネルギー代替案をもたらすことが、このプロジェクトで実証されます。島民及び観光客は、2007年秋にもこの実験村での第一段階を見ることができるでしょう。

水素製造装置、水素保管施設、水素発電機、風力―水素発電集中制御システムの設置が、プリンスエドワード島・風力―水素発電実験村プロジェクトの第一段階となります。カナダ風力発電協会の施設で作られた風車からの風力エネルギーはそのまま電力として送電、もしくは水から水素を製造する電子機器に電力を提供するために使用されます。ここで製造された水素はカナダ風力発電協会及び現存のアトランティック風力試験用の施設、そしてノースケープの風力発電所にて緊急用の水素発電機に使われるのです。第一段階の結果をふまえ、この制御システムからノースケープ地域の住宅や施設に電力を供給することがPEI・風力―水素発電実験村プロジェクトの第二段階の目的となります。

プリンスエドワード島・風力―水素発電実験村プロジェクトでの交通機関部門の詳細はまだ最終段階に達していません。風力―水素発電による交通機関の実演をしたり、この開発村を訪れる人が水素燃料を動力とした交通機関に試乗できるようなアイディアを、発電企業と交通機関関係者が検討している段階にあります。